BlogRelay for Kosen Examinee 21日目?

このエントリはBlogRelay for Kosen Examineeとは直接の関係はありません.

ホントはこの企画参加しようと思ってたんですが,
2月は超個人的に多忙で万が一穴を開けることになんてなれば
多方面にご迷惑をかけるであろうことから見送りました.
あとこの時には「高専受験の思い出なんてない*1
とかTwitterで言ってた気がします.

しかし,こうやってブログを書くぐらいの時間は作れたので,
番外編として描いてみたというわけです.
でもここ見に来る人あんまりいないと思うので,
見に来た方は拡散してくれると中の人が喜びます.

ところで高専受験を終えた中学3年生の皆さんお疲れ様です.
合格発表はまだなので,未読の方は正規のBlogRelay for Kosen Examineeを読んどくといいです.
この下に書いてある長〜い駄文なんかよりもとってもいいことが書いてあります.
このエントリは合格が決まってから読んだほうがいいと思います.(高専生向きにしか書いてないので)

まず私が何者なのか.
2004年に舞鶴高専電気情報工学科に入学し,
2009年卒業とともに神戸大学編入.現在神戸大学の大学院生です.
舞鶴高専ってどこっていう方はGoogle mapで検索してみましょう.ド田舎です.
できれば航空写真でも見てみることをお勧めします.緑しかないです.
しかも写真同士の重なりの所で補間されて残念なことに.

自分の話をするのはあんまり好きではないのですが,
2004年になぜ自分が高専に入ったのか.
理由は単純明快です.そこに高専があったから.
というか自分は舞鶴市出身なので単純に近くにあったのが志望理由.
あとインターネットとかプログラムとかに興味があったというのも.
そんな周りから見れば適当な理由で入ったわけで.
高専といえばのロボコンやらプロコンやらデザコンやらエコランやら*2
「ものづくり系の部活」はノータッチ.
勉強だけは表彰される程度にはやりましたが.

そして,今何してるかといえば神戸大学の数学専攻にいます.
高専という「ものづくり」して「エンジニア」になるための学校出て,
今なぜか数学を勉強している.
はたから見れば,訳がわからないと思います.自分でもそう思います.
でも自分は高専の中で数学を勉強したいという結論に至ったゆえ仕方ない.

ということで本編.
高専についてWeb上を探ると色々いい事悪い事知りたくなかった事
出てくると思います.そのなかでよく,
高専はエンジニアに成るための学校だからやり直しはできない」
みたいな事書かれたり言われたりしますが,そんなことは無いです.
ここに自分みたいな例外はいます.

高専は良くも悪くも個性の塊みたいな人間のあつまりです.
もしかしたら自分のようになんとなくで高専に入る人もいるかもしれません.
自分のとある友人のように寮に入って親元から離れたいがゆえに
高専に来る人もいるかもしれません.
プログラムがやりたい人もいるかも知れません.
ロボットが作りたい人がいるかも知れません.
やりたいことが変わるかもしれません.

しかし,そのやりたい事を見つけるのに一番適していると
声を大にして言えるのが,高専です.
高専はオタクが多いと言われますが,
個性あふれた人間しかいないとでも言うのが正しいんじゃないでしょうか.
強烈に好きなものがあってそのレベルがすごいってのがやっぱり高専生で...
(だから変態とかプロ高専生とか言われる)
逆に言えば,強烈に好きなものが見つけられるのが高専であって...
高専に行ってなければ今数学の勉強をしてる自分はいなかったでしょう.

高校生と高専生の最大の違いは大学入試があるかないかです.
もちろん高専生も卒業後に大学で勉強を続けようと思えば,編入学試験があるわけですが,
そんなものはどうとでも(以下自重
やっぱり高校生の入試に対する時間や労力のかけ方は高専生の比にはならない.
となると,高専生にはこの時間や労力が浮くわけで.

疲れてきたのでこのへんで結論にすると,
1)高専生には時間や労力にかなりの余裕がある.
2)高専生は好きなものを好きといえる強烈な個性がある.
3)高専は好きなものを見つけることが出来る環境である.
4)方向転換はいつだってできる.
ゆえに,高専では好きな事を好きなだけやりましょう.

でも留年とかしない程度に勉強もしたほうがいいかも.

*1:実は本当にない.

*2:わからない言葉はgoogle先生